絵画教室Q&A アトリエ大高
教室についてよく聞かれることや日頃から感じていることを書いてみました
絵心がないとダメ?
絵心とは、絵を描きたい気持ちのこと。
その気持ちがあれば大丈夫。
技術的なことは描いていくうちに培われるもの
大丈夫です。
「絵を描くのが好き」という気持ちがあれば根気もよく上達します。
「ワタシ絵を描くの初めてなんです〜」 と言う人が実に多い。
なのにスイスイ描き出す。。
どうみても経験者。(初心者さんと経験者さんとではアドバイスが変わりますのに)
でもご安心ください。そういうことに慣れた大高です。
「自分に絵の才能ありますか?」と尋ねられることがあります。
答えにくいです。
だって、「感性・センス」って生まれつきと思う。
さらに環境からの影響もあるかと。
誰にも才能はあり、その才能に本人が気付かないだけ。
それが絵画なのか、写真、料理、スポーツ、文章、言語なのか
それぞれですが「才能」を磨かないうちに諦めるのって勿体ないね。
とにかく「好き」なことを夢中でやれるのって最高。
そして相手が自分の作品をお世辞や社交辞令でなく、
心から褒めてくれているのか判断できるといいね。
※ 絵を描けるのは人間の特権と思います
40代〜80代くらい
現在、子供教室は設けておりません。
構図やデッサン力・画材を理解するなど基礎的な指導を心がけてます
ここでは自分達が撮った「写真」から描いてます。
人物は難易度が高いため静物や風景・ペットなどで
ある程度デッサン力をつけてからにしています。
特に人物の場合
不鮮明なのは形の輪郭・色の判断があいまいで、納得の完成にならないことも。
写真が小さすぎても大きすぎてもダメ?
ピントが合っていればL〜ハガキサイズで充分です。
○小さすぎるとモチーフの細部の形や色が正しく判断できない
○大きすぎても・・画用紙と同じか、より大きい写真を用意する方もおりますが、
絵より写真のほうが立派に見え、しかも写真との距離が近いため判断しずらい。
○メリット 手軽
○デメリット 現場やモデルから受ける感動、発見が弱い。つまり上達に時間がかかります。教室ではデメリットを説明したうえでの写真利用です
人体の骨骼、筋肉の理解などの知識が必要。
最初は静物などで観察力を養ってからでどうでしょうか。
デッサン=正しい観察
デッサンは木炭・コンテ・鉛筆などで、形・明暗(光と影)を素描によって正確に描写。
当教室ではいきなり写真から描くため何度も観察・修正しながら彩色していきます。
私はカ「ラーデッサン」と勝手に称しております
楽しく描けるための練習と思ってください
練習あってのホームランと・・
楽しさだけを期待する方には不向きな教室かもしれません
他人と同じでなくていいのです。
異なっていて様々な表現が新しいのです。
「 ベートーベンは31歳で不幸せな自分に遺書を書いた。
しかし、それで気がついたのだ「比べていた」と。
彼はそれから有名な楽曲を残した。自殺をしなかったのだ
そう、人間は誰もが世界にたったひとりしかいない「オリジナル」。
人は人の目を気にする。いいかえれば、そのために生きているといえるほどだ。
よく「一流に触れて」といいますね。
感性は生まれつきかもしれませんが、一心に研磨を積み重ねることが
感性を磨く一端になると思う。
「熱意」「素直」「継続」「良い画材」これがあれば上達します。
どの世界でも、道具へのはこだわりが強いですね。
料理人の包丁、美容師の鋏など頑固なほどのこだわりが。
私たちの腕や感性を助けてくれるのも良い画材です。そこには発見と感動があります
画材を購入しても続けられるかどうか・・
パステルはよほどの劣悪環境でない限り品質は変わりません。
なので続けられなくなっても大事に保管しておいてください。
私は30年以上前からパステルを使用してます。
その間、買い替えたり増やしたりしてますが品質も作品も
劣化したことはありません。
入門書によくある小道具 綿棒、擦筆、ブラシなどは
当教室では必要としません。
果たして巨匠ドガやルドンは綿棒を使っていたのかしら。
壁を乗り越えるためには描き続けるよりありません。あきらめないで
平均はF6を3か月くらいで完成でしょうか(教室は月2回なので6回で完成)
納得するまで一枚に何か月もかける人もいます。
F4を2時間で完成する人もいます。ですが教室はスピードを競う場ではありません
突然の上達はない
「あら、いつのまに上手になったの?」とびっくりさせられることがあります
そういう人達に共通するのが、一枚の絵を諦めず長いこと取り組んでいたとか、絵をはじめて8年目くらいとか。その間にたくさんの発見や感動が作品に反映したり。
もちろん個人差もありましょうが。
修正したいけど、修正に失敗したら元の画面に戻れなというあなた。
修正に慣れていきましょう
そして修正方法が身につく頃には画材とも慣れ親しんでいるでしょうから
驚くほど上達していますよ
「失敗」って終わりではなく「始まり」
失敗は発見に繋がります。実感してください。
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