パステルでどら猫を描く
用具:紙 パステル 練り消し又は消しゴム ティッシュ フィキサチフ
よくパステルは難かしいといわれますが
そんなことはありません
この猫ちゃんで楽しく制作過程をご案内いたしますね
写真:足成さん
画材:シュミンケソフトパステル
補足 ニューパステル
紙:CANSON Mi-Tentes Touch 355g
サイズ:266×385 F4より大きい
紙色:グレー
紙色がそのまま背景色になります
どの紙色に描くかで印象が変わりますが、白い紙を選んだ場合は背景も塗ります
グラム数は紙の厚さ
355gは中厚くらい
[構図] 写真と同じく描くのだから構図をとるなんていえませんが・・
下描き線は主にニューパステル使用
1 余白をとる
体の位置を決めるため上下左右に余白を
2 形は大まかに。こんなかんじかな〜と
大まかに全体の位置が決まる
※画像の線が薄すぎて見づらい・・
でも線が濃いと、描いたり消したりするうち色も紙も汚してしまいます
大きく捉えたためスペースに余裕なくなり、広く見せたいため修正します
ティッシュで全体を拭き取る
紙質はザラザラだが驚くほど滑らかに拭きとれました
余白をゆっくりとり広がりを強調
全体を同時進行
全体のバランスをみながら
それぞれの位置や形を決めていく
部分ごとに描き進めてしまうと、あとで修正するとき他も修正することになるので面倒です
3 細部を描いていく
四角で模様のあるシート上に座っていたが、奥の丸いマンホールに代える
猫ちゃんを更にアピールするにはシンプルな丸型がいいと判断
4 下塗り
形を確認しながらその都度修正。 下塗りは薄くてよい
ここから主にシュミンケソフトパステル使用
ほいさっさ
下塗り終了
5 本塗り
画材の性質を正しく知ることも上達の秘訣。それには厚塗りがいちばん
キャンソン紙やアヴァロン紙は、凹凸が深く、パステルの定着はまずまず。
凹凸の浅い紙は、パステルの粉の定着が弱いが伸びはよい
[ 修正方法を覚えると失敗なんてこわくない ]
パステル画の修正 まず3つの方法
1 拭く・消す
色を拭き取るときゴシゴシこすらないでね。紙を傷めると色がのりずらくなります
下描き線を消したい場合→消しゴム、練り消し、のいずれか使用
すでに色を塗ってた場合→ティッシュで軽く色を拭き取ってから消しゴム使用
2 重ね塗りで修正
修正したい色の上に重ね塗り(混色で思いがけない発見も)
3 背景色や隣接の色で修正
形を小さくしたいとき→その形の隣に塗った色で、余分な部分を塗る
わかりずらい説明かもしれませんが、やってみてね。
自分に合う方法や解釈がきっとみつかると思う
ザラザラな面白い紙質なので、壁の質感を出せるかも。塗った色を消しゴムで拭き取ると面白い効果が出るかな〜
あまり変わらなかったかな?
途中経過
左に基写真
左下に色の試し紙
右にティッシュ
絵の具は画板の下部
私はどんな絵でもこのセッティングで描いてます
完成まじかです
毛のフサフサ感は、毛を1本ずつ所々はみ出すように描いておくだけでリアル感が出ます
完成ですが、左下のサインが元気よくて気に入らない
サインを描き直して完成
題名を
「日がな一日」
とつけてみました
ただボヤーっとした一日があってもいいような・・
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